著作権法の非親告罪化(平成27年 2月13日)

  • 平成27年02月13日 公開
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TPP 交渉でやはりと言いますか、米国が要求してきた著作権法非親告罪化を飲まされてしまいました。

そもそも、安倍晋三と言う男は、米国と経団連に媚び売れば政治が務まると思っているような人物なので、下手すれば日本側は何の要求も出来なくなるかも知れません。

親告罪の概念がない米国

実は米国には親告罪と言う概念がありません。

しかし、被害者が捜査を望まなければ捜査に入らないと言う事で、つまり実質的には殆どの犯罪が日本で言う親告罪となっております。

このため、米国は著作権法にしても捜査を望む企業が権利侵害された場合にのみ動く訳です。

更に、米国にはフェアユースの概念もあり、これに依り明確に合法となる使い方が出来ます。

  • あのディズニーが教育関連に限り事前に許諾を得れば著作権料を免除或いは減免するとしているのは、フェアユースとして定めたものでしょう。

このため、恐らく著作権法の行使を望む企業等が事前にその旨を申し出た場合に限り、告訴の手続きなしで捜査に入れるようにしろと言うのが、米国の望みなのでしょう。

日本には危険過ぎる法律

以前にも書きましたが、日本の警察はアリバイのある人間さえも密室で拷問に掛けて無理矢理犯罪者に仕立て上げる、国民に牙を剥く暴力装置です。

そんな奴らに親告罪とすべき法律を非親告罪にしてしまうと、テメエのメンツや世間体などを保つためだけに恣意的な捜査が横行する危険が生じるでしょう。

一部のゲーム企業などは、フェアユースのガイドラインを定めておりますが、それに従っている活動さえ摘発し兼ねません。

また、日本に於いてアンチと呼ばれる独善的な連中が、これを悪用して警察に通報するなどと言う行為もあり得ます。

これらの事を考えると、今の日本には非常に危険で恐ろしいものと思います。

実は勝手な二次創作自体が日本では違法

よく盗作を指摘された者が、「これはパロディだから許される」等と言い逃れをしますが、日本の著作権法にはパロディを合法とする条文は存在しません

加えて、日本の著作権侵害裁判で、被告の「パロディだ」言う主張が認められた判例は一例もありません。

つまり、日本では非公認のパロディは違法行為であり、無断での二次創作も同様に違法行為になります。

ただ、これらに関する犯罪は全て親告罪なので、権利者が黙認すれば立件されないと言うだけなのです。

"艦これトランプ騒動"がこの状況で起きたら?

『艦隊これくしょん』では、フェアユースのガイドラインに於いて、アナログ・ディジタルを問わずゲームへのキャラクタの使用を禁じております。

ところが、平成25年の暮れ、『艦隊これくしょん』のキャラクタを使ったトランプが企画されました。

ネットで「それはガイドライン違反じゃないか?」との声が多数上がった結果、この企画は取下げられましたが、もし著作権法が非親告罪化されてこのような騒ぎが起きたらどうなるでしょうか?

勿論、騒ぎになって制作・頒布されなければ罪は成立しない筈です。

このため、意図的に騒ぐ側が知らんぷりを決めるなどするかも知れません。

一部では黙って通報する事も考えられます。

ただ、あの警察の事ですので、これに便乗してフェアユースを守っているサークルも摘発し兼ねません。

まぁ、それだけ著作権の扱いが厳しくなれば、ガイドラインを知らなかったなんて言い訳も出来なくなるので、事前にガイドラインを確認するのが二次創作の常識となるでしょうけどね。

ちなみに、この一件ではオリジナルの艦これに絵を提供した絵師も参加していたそうです。

その意味では、権利者が権利者の権利を侵害すると言う、文章にすると意味不明な事態になり掛けた訳です。

今後どうなる?

何のかんのと言いながらも、著作権法の非親告罪化を求める企業・団体は限られるでしょう。

ディズニー, 長谷川美術館, ジャスラックなどでしょうか。

ただ、今まで黙認していた企業は、明確なガイドラインを示す必要があります。

例えば、あのドラえもん最終回同人誌騒動でも、実は初めは小学館もファン活動の一環として黙認する方針だったそうです。

ですが、非親告罪化された著作権法のもとでは、初期の段階で容認してしまうと、その後起きたような問題が起こってから対処がし難くなってしまうでしょう。

余計な手間暇を嫌って、これまで黙認していた企業は全部ノーだと言い出すかも知れません。

勿論、そうなった場合、もはや絶対に二次創作等をしてはいけなくなるでしょう。

そうなると二次元よりナマモノの方が安全と言う風潮が生じるかも知れません。

  • 女優には著作権はありませんから。

そんな訳で肖像権侵害を非親告罪にしろと言われなくて安堵しました。

  • 以前タモリさんは「私は赤塚不二夫の作品だ」と赤塚不二夫さんの葬儀で発言しましたが、赤塚不二夫さんには彼の著作権はなかったりします。