近況報告:先週コミティアに行って来ました。

先月は全然更新出来なかったので、取り敢えず近況を。

先週平成23年10月30日、コミティア98に一般参加して来ました。

コミティアとは

同人即売会としては超大手なので寧ろご存知でない方は余りいないと思いますが、コミティアとは、版権ものを一切禁じた同人即売会です。

超大手とは言え、版権を禁じている事で、参加者は他の大手イヴェント(コミケットは別格としても、サンシャインクリエイションなど)と較べるとかなり少ないようです。

  • 言い換えれば、日本の同人会は版権ものが大半を占めていると言う事実です。

制作者の場合、十時くらいに会場に着きましたが、会場の西ホール裏の駐車場で全員待機出来るくらいでした。

  • その日行われていた他のイヴェントの参加者の方が多かったような…。

コミティアは、東京以外にも新潟, 名古屋, 大阪でも開催されますが、東京会場で即売会と共に有名なのが出張編集部これは漫画雑誌の編集部が会場の一角で漫画家志望者と面接を行うと言う企画で、今や東京コミティアのもう一つの顔とさえ言えます。

  • 制作者が開場前に駐車場に移動した時、隣を歩いていた女の子が面接を受けに来たらしく、大きな封筒が入った紙袋を下げておりました。
  • ちなみに、制作者が初めてコミティアに参加した時、面接を受けに来た志望者の待ち行列を見た事がありますが、壁サークルに並んでいるにしてはみんな異様に緊張しておりました。

コミティアは、いろいろな意味で個性的な即売会と言えますが、制作者も行く機会こそ余りないものの、個人的には最も好きな即売会の一つです。

カタログより

コミティアはコミケットを除く他の同人即売会同様、一般参加者はカタログを入場券代わりに購入しなければなりません

そのカタログには、やはり出張編集部企画をやっているイヴェントらしく、雑誌編集者へのインタヴュー記事も連載されております。

今回は平成23年第三期アニメゆるゆり』をヒットさせた『百合姫』編集長・中村成太郎さん(一迅社)がインタヴューを受けておりました。

ちょっと気になったやり取りがあったので、引用します。

出版不況といわれる中で、現在のマンガ業界を見ていて思う事は何かありますか。

コミックスを出すためだけに出ているような、熱意を感じられない雑誌が増えたと思います

雑誌を分厚くしてコミックを沢山出せば何かヒットするだろう、という方法論を否定はしませんが、読者は離れていくだけなんじゃないかと。

コミックスだけでいいなら最初からコミックスを描き下ろしで出せばいいわけです。

わざわざ雑誌として毎号出す意味を考えないと、雑誌はどんどんダメになっていきます。

かつての『コミックジャンボ』は氏が批判するような雑誌ではありませんでした。少なくとも、制作者はそう思っております。

単行本と違って雑誌は手軽に手に取って内容を見られるので、雑誌が単行本のカタログのようになってしまうのはビジネスモデルとしてある程度は仕方が無いと思われます。

ただ、それも程度の問題で、雑誌が単行本と違うコンテンツを提供して行かないと、

  1. 誰も雑誌を買って行かなくなり、
  2. 単行本の存在を知らせられなくなって単行本の売り上げも伸ばせず、
  3. 結果共倒れ

と言う事態にもなり兼ねません。

もう一つ:

つぼみ』『ひらり、』といった後発の百合アンソロジー誌への対抗意識はありましたか。

対抗意識というか、ちょっと残念に感じていたところがありました。

すでに僕らが掘り起こした層ではなくて、違う層を掘り起こして広げていって欲しかったんです

例えば「『百合姫』は何これと思ったけど、『つぼみ』面白いな」とならないと百合の広がりがないじゃないですか。

だから逆に僕らが違うことをやろうという思いはありましたね。

平凡パンチ』を真似て駆逐した週刊プレイボーイ』や、『フォーカス』を真似てその後生き残ったフライデー、或いは『GON!』を真似た『BUBKAなど、先行して成功した雑誌のコンセプトを丸ごと真似して、あわよくば先発のシェアをも奪おうと言う戦略は昔からありました。

ですが、今は同じような雑誌を何冊も買って行くような方は特に専門性の高い分野でない限りそうそういません。

いずれにしても、出版不況と言えども、勝ち組雑誌は今も存在しており、それらにはその雑誌にしかない個性を感じるものばかりです。

これから雑誌が生き残るには何に於いても独自性が求められるのではないでしょうか。

  • その意味で、不況に喘いでいるとされる版元の関係者は、頭が古く凝り固まっているような気がします。

元制作者のサイトから。

堀北真希うさぎが女子大生役を演じる『マイティアCL』新発売時CM(昭和50年代半ば)を真似た動画

制作者の創作キャラクタ・堀北真希うさぎを使って作った動画です。

昭和50年代半ばに発売された『マイティアCL』のコマーシャル制作者の記憶を元にアレンジした仮想コマーシャル動画です。

ちなみに、実在アイドルなどを元に創作したキャラクタは、コミティアで言う二次創作には該当しないそうです。

何故なら、創作には何らかのインスピレーションが働く筈であり、その原点に芸能人など実在人物が居る事は考えられるからだそうです。

つまり、制作者は平成23年11月 7日現在、同人誌は作っておりませんが、この堀北真希うさぎを主演させた同人誌ならコミティアでも堂々と頒布出来ると言う訳です。

  • 更に言えば、制作者は平成23年11月 7日現在、版権ものの活動を休止しており、現時点では全ての作品がコミティア対応となります。

恐らく、版権もの禁止なのにコミティアに存在する際どいサークルも、インスピレーションを受けて独自に作った作品が創作と認められているのでしょう。